こんにちは

 

人間は失敗から多く事を学べる生き物のはずが、お酒に関しては例外。ホントに。

 

今年に入って数回目の起床時に湧き上がる「もう絶対お酒飲まない」という気持ちが時間がたつにつれて「ボーナスでてるし、アマゾンでウヰスキーまとめ買いしちゃおっかな~」などとおもう午後。

 

もう今年も僅かでおわるんだからこれでこの様な事態はこれで最後にしたいと思いつつ、カレンダーを埋める忘年会の数に頭を抱えているところで、お酒は大好きだけれども如何せん強いわけでないのでどうせなら忘年会も一回で済ませたい。全く接点のない人たちの会になるけどそれはそれで愉快な用にもおもえるしなかなか愉快ではある。

 

さてさて話はがらっと変わるんだけどこの間4年ぶりくらいに高校時に一緒にずっとバンドやってた子と遊んだよ、

遊んだっていうかもういい大人だから例によって飲みに行くんだけど久しぶりに色々話したわけ、色々と言っても今なにしてる?みたいな話はなく最近何が好きなのとかそんな話を。(私たちの奇妙な友情関係はお互いを詮索しないことで成り立っている気もする)それで、本の話になったんだけど、(当時の、高校生の私は友達がほんとにいなくて暇さえあればこっそり教室抜けて体育館の裏で一人で本を読んでいるちょっとさみしい子だった)友達もなかなかに読書家だったの。というか村上春樹ばっかり読んでてそれが仲良くなった要因でもあるんだけど久々に聞いたら「今もまだずっと村上春樹読んでるよ」って言っててさ、それきいて私は随分本を読まなくなったなって思ったわけで。ちょっとショックを受けたのよ、

 

そっから毎日少しずつ本読むようにしてね

めでたく今日久しぶり一冊読み終わった記念日です。

読んだのは伊坂幸太郎の「オー!ファーザー!」なんだけど面白かったよ。私は昔から伊坂幸太郎が好きなんだけど、やっぱり伊坂作品に出てくる普通じゃあ有り得ないけど無茶する大人たちってのが最高に好きなんだよね。かっこいいじゃん。やっぱ大人ってのはかっこよくなくっちゃいけないよね。

主人公の由紀夫は鷹さん(ギャンブル好き)葵さん(女好き)悟さん(博学卓識)勲さん(体育会系学校教員)の4人の"父親"がいるごく普通の高校生なんだけど、母親が出張中になんだか面倒なことにずるずると巻き込まれていく事に。

4人うちの誰と血が繋がってるかは本人たちも知らないんだけど、逐一「俺に似てるな」と口々にいってくるおせっかいな父親×4に私生活にまで介入されつつ、譲り受けた知識とスキルで問題を解決に向かわせようとする由紀夫だけど、なんだか大人の黒い事情もかかわってて一筋縄ではいかず…。

そんななか「ただ人数が多いだけじゃねえかって思われるだろ」って立ち上がる父親たちが最高にクールだし、やっぱり伊坂作品はこういう事面白いよね~~~っていうのが満載で凄く良かったよ。映画も見てみたい。いやいやそんな有り得ないでしょうと思いつつもそういう出来事に思いをはせるのが楽しい。

 

本はいいよね、読書を楽しめるタイプの人間に生まれてよかった。

次は何を読もうかな。

それでは